
中学生と「暑中見舞い」を書く手紙の授業を行いました|鳥栖市立基里中学校
2026年09月05日 21:07
むすびねでは、これまでさまざまな場所で、手紙を書く楽しさや、言葉で想いを伝えることの大切さをお伝えしてきました。
今回は、その活動の中から、2022年に鳥栖市立基里中学校で行った手紙の授業をご紹介します。
2022年7月4日、鳥栖市立基里中学校2年生の教科「日本語」で、「気持ちを伝える『手書きの手紙』書き方講座」と題した授業を担当しました。

教科「日本語」は、日本の言語や文化に親しみ、日本語の持つ美しさや、日本人の感性や情緒を育むことなどを目的として、鳥栖市が2015年度から市内の全小中学校で取り組んでいる教科です。
季節を感じ、相手を想う「暑中見舞い」
授業では、手紙の歴史や書き方、日本人ならではの季節の捉え方、そして相手を笑顔にする言葉・明るい言葉などについてお話ししました。
そのあと、実際に暑中見舞いを書くワークに取り組んでもらいました。
用意したさまざまな便箋やカードの中から、自分が使いたいものを選び、手紙を届けたい相手を思い浮かべながら、言葉を綴っていきます。
届ける相手は、離れて暮らすおじいちゃん、おばあちゃん、親戚、友達など、それぞれです。
「暑い日が続いていますが、お元気ですか」
「部活を頑張っています」
「夏休みに会えるのを楽しみにしています」
季節の挨拶に、自分の近況や相手を気遣う言葉を添えて、一人ひとり違う暑中見舞いができあがっていきました。

誰かを想いながら、言葉を選ぶ時間
手紙を書くときには、まず「誰に届けよう」と相手を思い浮かべます。
そして、
「今、どうしているかな」
「どんなことを書いたら喜んでくれるかな」
「自分のことも伝えてみようかな」
と、その人を想いながら言葉を探していきます。
生徒の皆さんが、それぞれ工夫しながら一枚の手紙をつくりあげていく姿が印象的でした。

完成した暑中見舞いを見せてもらうと、選んだ便箋も、書かれた言葉もさまざま。
相手を気遣う言葉や、自分の近況、また会えることを楽しみにする気持ちなどが、それぞれの言葉で綴られていました。

誰かを想って書かれた手紙を見せてもらい、私自身も温かな気持ちになったことを覚えています。
手紙の力・言葉の力を、これからも
メールやSNSなど、すぐに言葉を届けられる方法が身近になっても、手書きの手紙には、相手を思い浮かべ、言葉を選び、一通をつくりあげていく時間があります。
季節を感じながら、大切な人を想い、自分の言葉で一通の手紙を書く。
2022年に基里中学校の皆さんと過ごしたこの時間も、今につながる「手紙の力・言葉の力を伝える活動」の一つです。
授業に参加してくださった生徒の皆さん、そして授業の機会をくださった先生方、ありがとうございました。
手紙や言葉をテーマとした講座・研修・授業についても、運営会社Words and Heartsにてご相談を承っています。
この記事を書いた人
文・むすびね代表 青木多香子
キャリアコンサルタントとして5,000名以上の相談に携わるとともに、「むすびね」で手紙やメッセージの文章作成をサポート。手紙講座の講師としても活動し、「自分らしい言葉で想いを届ける」お手伝いをしています。