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3月の時候の挨拶・季節の言葉|上旬・中旬・下旬の書き出しと結び例文

3月の時候の挨拶・季節の言葉|上旬・中旬・下旬の書き出しと結び例文

2026年08月14日 22:16

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3月の手紙を書こうとしたとき、「早春の候はいつまで使える?」「3月下旬にはどんな時候の挨拶が合う?」と迷うことはありませんか。

3月は、まだ寒さの残る早春から、日ごとに暖かさが増し、桜の便りが聞かれる頃へと、ひと月の中でも春の深まりを感じられる時期です。

改まった手紙では「啓蟄の候」「春分の候」など、時期に合った時候の挨拶を選ぶことが大切です。親しい方への手紙なら、やわらかな春の日差しや鳥の声、草木の芽吹きなど、自分が身近に感じた季節を言葉にするのもよいでしょう。

この記事では、3月上旬・中旬・下旬に使える時候の挨拶をはじめ、書き出しや結びの例文、そのまま使える季節の言葉をご紹介します。

手紙を送る相手や時期に合わせて、あなたらしい一文を見つける参考にしてください。


目次

1.3月の時候の挨拶は、時期と相手に合わせて選ぶ

2.3月の改まった手紙に使える時候の挨拶

3.3月の手紙に使える書き出し例文|相手別

4.3月の季節の言葉|そのまま使える文例10選

5.3月の手紙に使える結びの挨拶

6.3月らしい季節の言葉を見つける「観察のヒント」

7.まとめ|3月の季節を自分らしい言葉で届けよう


1.3月の時候の挨拶は、時期と相手に合わせて選ぶ

時候の挨拶には、「啓蟄の候」「春分の候」のような改まった表現と、「ずいぶん春らしくなってきましたね」のように、普段の言葉で季節を伝えるやわらかな表現があります。

ビジネス文書や目上の方への手紙など、改まった場面では「〇〇の候」のような表現がよく使われます。親しい方への手紙では、身近な景色や天気、暮らしの中で感じた季節を自分の言葉で添えると、あたたかみのある書き出しになります。

また、同じ3月でも、時期によって季節の様子は少しずつ変わります。

上旬は、まだ朝晩に寒さが残るものの、日差しのやわらかさや草木の芽吹きなど、春の訪れを感じる機会が増えてきます。

中旬になると、二十四節気の「啓蟄」を迎えたあと、暖かな風や花の便りなど、身近な景色にも春らしさが増していきます。

下旬には「春分」を迎え、各地から桜の便りも聞かれる頃です。春の暖かさや華やかさを表す言葉が似合うようになります。

時候の挨拶を選ぶときは、手紙を送る時期と相手との関係に合わせることを基本にすると選びやすくなります。

親しい方への手紙では、決まった言葉だけにとらわれず、そのとき自分が見たり、聞いたり、感じたりした季節を添えてみるのもおすすめです。


2.3月の改まった手紙に使える時候の挨拶

ビジネス文書や目上の方への手紙など、改まった場面では、「啓蟄の候」「春分の候」といった漢語調の時候の挨拶がよく使われます。

「候」には、季節や時節という意味があります。「〇〇の候」に続けて、相手の健康や繁栄を喜ぶ言葉を添えると、丁寧な書き出しになります。

3月は、まだ寒さの残る早春から、日ごとに暖かさが増し、本格的な春へと移っていく月です。上旬・中旬・下旬、それぞれの季節に合った時候の挨拶を見ていきましょう。


3月上旬に使える時候の挨拶

早春の候(春の訪れを感じ始める頃に)

「早春」は、春の初めの時期を表す言葉です。まだ寒さが残る一方で、日差しや草木などに少しずつ春らしさが見え始める頃に使いやすい表現です。

早春の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

浅春の候(まだ春の浅い頃に)

「浅春」は、春になって間もない頃を表します。暖かな日もありながら、朝晩には寒さが残る3月上旬頃の季節感に合う時候の挨拶です。

浅春の候、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

3月中旬に使える時候の挨拶

啓蟄の候(啓蟄〔3月5日頃〕~春分〔3月20日頃〕の前日頃)

「啓蟄」は二十四節気の一つです。冬の間、土の中で過ごしていた虫たちが、春の暖かさを感じて動き始める頃とされています。

啓蟄の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

3月下旬に使える時候の挨拶

春分の候(春分〔3月20日頃〕~清明〔4月5日頃〕の前日頃)

「春分」は二十四節気の一つで、昼と夜の長さがほぼ同じになる頃です。春らしい暖かさが増し、草木や花にも季節の移ろいが表れる時期に使うことができます。

春分の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。


※二十四節気の日付は、国立国会図書館「日本の暦|二十四節気」を参考にしています。
二十四節気の日付は年によって前後するため、本記事では「〇月〇日頃」と表記しています。


3.3月の手紙に使える書き出し例文|相手別

手紙の書き出しには、「〇〇の候」といった改まった時候の挨拶だけでなく、普段の言葉で季節に触れながら、相手の近況を尋ねたり、健康を気遣ったりする方法もあります。

3月は、まだ寒さの残る日もありながら、日ごとに暖かさが増し、春らしい景色が広がっていく時期です。

ここでは、改まった手紙と親しい方への手紙に分けて、そのまま使える書き出しをご紹介します。

改まった手紙・ビジネスに使える書き出し

仕事関係の方や、あらたまったご挨拶では、季節に触れながら、相手の健康や繁栄を喜ぶ言葉を続けると丁寧な印象になります。

  1. 日ごとに春めいてまいりましたが、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

  2. 春とはいえ、朝夕にはまだ冷え込む日もございます。皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

  3. 暖かな日差しに春の深まりを覚える頃となりました。皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

  4. 桜の便りが待ち遠しい季節となりましたが、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。


親しい方への手紙に使える書き出し

友人や親戚、お世話になっている方などへの手紙では、相手の顔を思い浮かべながら、季節や近況に触れると、会話を始めるようなやわらかな書き出しになります。

  1. 3月を迎え、ずいぶん春らしくなってきましたね。お元気でお過ごしでしょうか。

  2. 暖かな日が少しずつ増えてきました。その後、お変わりありませんか。

  3. 春とはいえ、朝晩はまだ冷えますね。体調など崩されていませんか。

  4. あちらこちらから花の便りが聞かれるようになりました。そちらでは、春の花は咲き始めましたか。

  5. 桜の開花が待ち遠しい季節になりましたね。いかがお過ごしでしょうか。

  6. 日ごとに春らしさが増し、外を歩くのも楽しみな季節になりました。お元気でお過ごしですか。

親しい方への手紙では、「お変わりありませんか」「お元気でお過ごしでしょうか」など、相手との関係に合わせて言葉の丁寧さを調整するとよいでしょう。

また、春の訪れは地域によって異なります。「そちらでは、春の花は咲き始めましたか」のように相手の暮らす土地にも心を向けると、季節を分かち合うような書き出しになります。


4.3月の季節の言葉|そのまま使える文例10選

「啓蟄の候」「春分の候」といった決まった表現だけでなく、自分が見た景色や、暮らしの中で感じた季節を普段の言葉で伝えることもできます。

3月は、日ごとに暖かさを増し、草木の芽吹きや花の便り、鳥の声など、身近なところに春の訪れを見つけられる時期です。

ここでは、手紙の書き出しにそのまま使ったり、自分が感じた季節に合わせて言葉を置き換えたりできる文例をご紹介します。

そのまま使える季節の言葉・文例10選

  1. 柔らかな春の日差しが、心地よく感じられる季節となりました。

  2. 日ごとに暖かさを増し、すっかり春めいてきましたね。

  3. 朝、窓を開けると、鳥の声がにぎやかに聞こえてきました。

  4. 明るい菜の花色に、春が満ちていくようです。

  5. 雨上がりの道を歩くと、草木の芽吹きが目に留まるようになりました。

  6. 桜のつぼみもふくらみ、開花が待ち遠しく感じられます。

  7. 暖かな風に、春のやわらかさを感じるこの頃です。

  8. 桜が咲き始め、街の景色も春らしくなってきました。

  9. 上着を一枚軽くして出かけられる日が増えてきました。

  10. 暖かな風に誘われて、少し遠回りして歩きたくなるこの頃です。

同じ3月でも、住んでいる地域やその年の気候によって、見える景色や感じる季節は異なります。

文例をそのまま使うだけでなく、「今日、自分はどんな季節を感じただろう」と身のまわりを見渡し、自分が実際に見たり、聞いたり、感じたりしたことに置き換えてみるのもおすすめです。

何気ない日常の一コマも、そのときだからこそ書ける、自分らしい季節の言葉になります。


5.3月の手紙に使える結びの挨拶

手紙の結びには、季節に触れながら、相手の健康や幸せを願うひとことを添えると、最後まで心のこもった印象になります。

3月は、暖かな日が増える一方で、朝晩にはまだ冷え込むこともある時期です。相手の身体を気遣う言葉のほか、春の日々を健やかに過ごせるよう願う言葉や、再会を楽しみにする気持ちを添えるのもよいでしょう。

改まった手紙・ビジネスに使える結び

  • 季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。

  • 春とはいえ朝夕は冷え込む日もございます。どうぞお健やかにお過ごしください。

  • 春暖の折、皆様のますますのご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

  • 新しい季節が、皆様にとりまして幸多きものとなりますよう心よりお祈り申し上げます。

親しい方への手紙に使える結び

  • 季節の変わり目ですので、体調を崩されませんよう、どうぞお身体を大切に。

  • 朝晩はまだ冷える日もありますので、あたたかくしてお過ごしください。

  • 春の陽気を楽しみながら、どうぞ元気にお過ごしください。

  • 花咲く季節が、笑顔あふれる素敵な日々となりますように。

  • 暖かくなったら、またゆっくりお会いしたいですね。楽しみにしています。

書き出しでは季節を分かち合い、結びでは、その季節を過ごす相手を気遣う。そう考えると、時候の挨拶を手紙の最初だけでなく、最後にも自然に取り入れることができます。


6.3月らしい季節の言葉を見つける「観察のヒント」

季節の言葉を自分で見つけたいときは、身のまわりの景色や暮らしに目を向けてみましょう。

3月は、日差しや草木、街の風景など、さまざまなところに春の訪れを見つけることができます。

自然・植物
菜の花、桜のつぼみ、草木の芽吹き、春の雨、鳥の声など

暮らし・行事
ひな祭り、卒業式、お彼岸、春休み、服装の変化など

食べ物
菜の花、新玉ねぎ、春キャベツ、いちご、桜餅など

五感で感じるもの
やわらかな日差し、暖かな風、鳥の声、春の雨、土や草木の香りなど


鳥の声や桜のつぼみ、頬に触れる風のやわらかさなど、3月は身近なところに季節の変化が表れます。その日、自分の心に残った春の景色を、ひとこと手紙に添えてみるのもよいでしょう。


7.まとめ|3月の季節を自分らしい言葉で届けよう

3月は、まだ寒さの残る早春から、日ごとに暖かさが増し、草木や花にも春の訪れが表れる時期です。

改まった手紙では、「早春の候」「啓蟄の候」「春分の候」など、手紙を送る時期に合った時候の挨拶を選ぶことが大切です。

一方、親しい方への手紙なら、決まった表現にとらわれず、自分が見た景色や感じた季節を言葉にしてみるのもよいでしょう。

「鳥の声がにぎやかになってきた」
「桜のつぼみがふくらんでいた」
「今日は上着を一枚軽くして出かけた」

そんな日々の小さな気づきも、手紙に添えれば、相手と季節を分かち合う言葉になります。

時候の挨拶を、単なる形式としてではなく、今の季節と相手を思い浮かべる時間として楽しんでみてはいかがでしょうか。

日々の暮らしの中で見つけた春をあなたらしい言葉にして、大切な方へ届けてみてください。


1月~12月の時候の挨拶・季節の言葉

ほかの月の時候の挨拶や季節の言葉をお探しの方は、1月から12月までをまとめたこちらの記事もご覧ください。

▶ 時候の挨拶・季節の言葉|1月~12月の手紙に使える表現・文例集【保存版】


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この記事を書いた人

文・むすびね代表 青木多香子
キャリアコンサルタントとして5,000名以上の相談に携わるとともに、「むすびね」で手紙やメッセージの文章作成をサポート。手紙講座の講師としても活動し、「自分らしい言葉で想いを届ける」お手伝いをしています。


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