むすびねブログ

6月の時候の挨拶・季節の言葉|上旬・中旬・下旬の書き出しと結び例文

6月の時候の挨拶・季節の言葉|上旬・中旬・下旬の書き出しと結び例文

2026年08月14日 22:19

← 手紙とことばのヒント(むすびねブログ)一覧



6月の手紙を書こうとしたとき、「梅雨の候はいつから使える?」「6月下旬にはどんな時候の挨拶が合う?」と迷うことはありませんか。

6月は、初夏の爽やかさが残る頃から、雨の日が増え、梅雨らしい空模様へと移っていく時期です。

改まった手紙では「梅雨の候」「夏至の候」など、時期に合った時候の挨拶を選ぶことが大切です。親しい方への手紙なら、色づく紫陽花や窓を打つ雨音、雨上がりの鮮やかな緑など、自分が身近に感じた季節を言葉にするのもよいでしょう。

この記事では、6月上旬・中旬・下旬に使える時候の挨拶をはじめ、書き出しや結びの例文、そのまま使える季節の言葉をご紹介します。

手紙を送る相手や時期に合わせて、あなたらしい一文を見つける参考にしてください。


目次

1.6月の時候の挨拶は、時期と相手に合わせて選ぶ

2.6月の改まった手紙に使える時候の挨拶

3.6月の手紙に使える書き出し例文|相手別

4.6月の季節の言葉|そのまま使える文例10選

5.6月の手紙に使える結びの挨拶

6.6月らしい季節の言葉を見つける「観察のヒント」

7.まとめ|6月の季節を自分らしい言葉で届けよう

1.6月の時候の挨拶は、時期と相手に合わせて選ぶ

時候の挨拶には、「梅雨の候」「夏至の候」のような改まった表現と、「雨の日が続いていますね」のように、普段の言葉で季節を伝えるやわらかな表現があります。

ビジネス文書や目上の方への手紙など、改まった場面では「〇〇の候」のような表現がよく使われます。親しい方への手紙では、身近な景色や天気、暮らしの中で感じた季節を自分の言葉で添えると、あたたかみのある書き出しになります。

また、同じ6月でも、時期によって季節の様子は少しずつ変わります。

上旬は、初夏の爽やかさを残しながら、雨の日が少しずつ増えてくる時期です。地域によっては梅雨入りを迎え、紫陽花も色づき始めます。

中旬になると、雨や曇りの日が多くなり、木々の緑や雨に濡れた花など、梅雨ならではの景色が目に留まるようになります。

下旬には、二十四節気の「夏至」を迎えます。一年で最も昼の時間が長い頃にあたり、梅雨のさなかにも夏へ向かう季節の進みを感じる時期です。

時候の挨拶を選ぶときは、手紙を送る時期と相手との関係に合わせることを基本にすると選びやすくなります。

親しい方への手紙では、決まった言葉だけにとらわれず、そのとき自分が見たり、聞いたり、感じたりした季節を添えてみるのもおすすめです。


2.6月の改まった手紙に使える時候の挨拶

ビジネス文書や目上の方への手紙など、改まった場面では、「梅雨の候」「夏至の候」といった漢語調の時候の挨拶がよく使われます。

「候」には、季節や時節という意味があります。「〇〇の候」に続けて、相手の健康や繁栄を喜ぶ言葉を添えると、丁寧な書き出しになります。

6月は、初夏の爽やかさが残る頃から、雨の日が増え、梅雨らしい季節へと移っていく月です。上旬・中旬・下旬、それぞれの季節に合った時候の挨拶を見ていきましょう。

6月上旬に使える時候の挨拶

入梅の候(梅雨入りを迎える頃に)

「入梅」は、梅雨の季節に入ることを表す言葉です。実際の梅雨入りは地域やその年によって異なるため、天候に合わせて使うとよいでしょう。

入梅の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

6月中旬に使える時候の挨拶

梅雨の候(梅雨の時期に)

「梅雨」は、雨や曇りの日が続く初夏の時期を表します。梅雨入りを迎え、雨の日が多くなる頃に使いやすい時候の挨拶です。

梅雨の候、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

長雨の候(雨の続く頃に)

「長雨」は、雨が何日も続く様子を表す言葉です。梅雨らしい雨模様が続く時期に使うことができます。

長雨の候、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

6月下旬に使える時候の挨拶

夏至の候(夏至〔6月21日頃〕~小暑〔7月7日頃〕の前日頃)

「夏至」は二十四節気の一つで、一年のうちで昼の時間が最も長くなる頃です。梅雨のさなかではありますが、少しずつ夏へと向かう時期の挨拶に使うことができます。

夏至の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。


※二十四節気の日付は、国立国会図書館「日本の暦|二十四節気」を参考にしています。
二十四節気の日付は年によって前後するため、本記事では「〇月〇日頃」と表記しています。


3.6月の手紙に使える書き出し例文|相手別

手紙の書き出しには、「〇〇の候」といった改まった時候の挨拶だけでなく、普段の言葉で季節に触れながら、相手の近況を尋ねたり、健康を気遣ったりする方法もあります。

6月は、雨の日が増え、紫陽花や雨に濡れた木々など、梅雨ならではの景色が楽しめる時期です。

ここでは、改まった手紙と親しい方への手紙に分けて、そのまま使える書き出しをご紹介します。

改まった手紙・ビジネスに使える書き出し

仕事関係の方や、あらたまったご挨拶では、季節に触れながら、相手の健康や繁栄を喜ぶ言葉を続けると丁寧な印象になります。

  1. 雨に濡れた木々の緑が鮮やかな季節となりました。皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

  2. 梅雨を迎え、雨の日が続いておりますが、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

  3. 紫陽花が美しく咲く季節となりました。皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

  4. 日ごとに夏の気配が増してまいりましたが、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。

親しい方への手紙に使える書き出し

友人や親戚、お世話になっている方などへの手紙では、相手の顔を思い浮かべながら、季節や近況に触れると、会話を始めるようなやわらかな書き出しになります。

  1. 雨の日が多くなりましたね。お元気でお過ごしでしょうか。

  2. 紫陽花がきれいに色づく季節になりました。その後、お変わりありませんか。

  3. 梅雨らしい空模様が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

  4. 雨上がりの緑がひときわ鮮やかな季節ですね。お元気でお過ごしですか。

  5. 晴れ間には夏を思わせる日差しを感じるようになりました。その後、お変わりありませんか。

  6. 今年ももうすぐ一年の折り返しですね。お元気でお過ごしでしょうか。

親しい方への手紙では、「お変わりありませんか」「お元気でお過ごしでしょうか」など、相手との関係に合わせて言葉の丁寧さを調整するとよいでしょう。

また、「雨の日はどのように過ごされていますか」のように、その時期ならではの話題から始めると、近況を尋ねながら自然に本文へつなげることができます。


4.6月の季節の言葉|そのまま使える文例10選

「梅雨の候」「夏至の候」といった決まった表現だけでなく、自分が見た景色や、暮らしの中で感じた季節を普段の言葉で伝えることもできます。

6月は、紫陽花や雨音、雨上がりの緑など、雨の季節だからこそ出会える景色や音、香りを楽しめる時期です。

ここでは、手紙の書き出しにそのまま使ったり、自分が感じた季節に合わせて言葉を置き換えたりできる文例をご紹介します。

そのまま使える季節の言葉・文例10選

  1. 梅雨の走りでしょうか。雨の日が少しずつ増えてきました。

  2. 紫陽花が色づき始め、雨の季節を知らせてくれています。

  3. 紫陽花が雨に濡れ、ひときわ鮮やかに咲いています。

  4. 窓を打つ雨音が、今日は心地よいリズムに聞こえます。

  5. 雨の休日。今日はゆっくり手紙を綴る「手紙日和」です。

  6. 雨上がりの木々の緑が、いつにも増して鮮やかです。

  7. 雨上がりの空に、大きな虹がかかっていました。

  8. 一雨ごとに、梅の実がふっくらと色づいてきました。

  9. 窓辺に百合を飾り、ひと足早い夏の気配を楽しんでいます。

  10. 雨上がりの道を歩くと、湿った土の匂いに季節を感じます。


同じ6月でも、住んでいる地域やその年の気候によって、見える景色や感じる季節は異なります。

文例をそのまま使うだけでなく、「今日、自分はどんな季節を感じただろう」と身のまわりを見渡し、自分が実際に見たり、聞いたり、感じたりしたことに置き換えてみるのもおすすめです。

何気ない日常の一コマも、そのときだからこそ書ける、自分らしい季節の言葉になります。


5.6月の手紙に使える結びの挨拶

手紙の結びには、季節に触れながら、相手の健康や幸せを願うひとことを添えると、最後まで心のこもった印象になります。

6月は、雨の日が続き、湿度が高くなる一方で、晴れ間には夏を思わせる暑さを感じる時期でもあります。相手の身体を気遣う言葉のほか、雨の季節を健やかに過ごせるよう願う言葉や、梅雨明け後の再会を楽しみにする気持ちを添えるのもよいでしょう。

改まった手紙・ビジネスに使える結び

  • 梅雨の折、どうぞお身体を大切にお過ごしくださいますようお願い申し上げます。

  • 季節の変わり目ですので、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。

  • 蒸し暑い日も増えてまいりますので、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

  • 夏に向かう季節、皆様のますますのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

親しい方への手紙に使える結び

  • 雨の日が続きますが、どうぞお身体を大切にお過ごしください。

  • 蒸し暑い日も増えてきましたので、体調を崩されませんように。

  • 雨の季節も楽しみながら、どうぞ健やかにお過ごしください。

  • 梅雨の晴れ間のような、明るく穏やかな日々となりますように。

  • 梅雨が明けたら、またお会いできるのを楽しみにしています。

書き出しでは季節を分かち合い、結びでは、その季節を過ごす相手を気遣う。そう考えると、時候の挨拶を手紙の最初だけでなく、最後にも自然に取り入れることができます。


6.6月らしい季節の言葉を見つける「観察のヒント」

季節の言葉を自分で見つけたいときは、身のまわりの景色や暮らしに目を向けてみましょう。

6月は、雨に濡れた草花や雨音、湿った空気など、梅雨の季節ならではの変化をさまざまなところに見つけることができます。

自然・植物
紫陽花、百合、梅の実、雨に濡れた木々、雨上がりの虹など

暮らし・行事
梅雨入り、傘や長靴、衣替え、梅仕事など

食べ物
梅、さくらんぼ、びわ、とうもろこしなど

五感で感じるもの
雨音、湿った土の匂い、雨上がりの緑、蒸し暑さ、晴れ間の日差しなど


雨音や紫陽花、雨上がりの緑、湿った土の匂い。雨の多い6月だからこそ出会える景色や感覚があります。晴れの日とは少し違う季節の表情を、手紙の言葉にしてみてはいかがでしょうか。


7.まとめ|6月の季節を自分らしい言葉で届けよう

6月は、雨の日が増え、紫陽花や雨に濡れた木々など、梅雨ならではの景色を楽しめる時期です。

改まった手紙では、「入梅の候」「梅雨の候」「長雨の候」「夏至の候」など、手紙を送る時期や実際の天候に合った時候の挨拶を選ぶことが大切です。

一方、親しい方への手紙なら、決まった表現にとらわれず、自分が見た景色や感じた季節を言葉にしてみるのもよいでしょう。

「紫陽花が雨に濡れて鮮やかだった」
「窓を打つ雨音が心地よく聞こえた」
「雨上がりの空に虹がかかっていた」

そんな日々の小さな気づきも、手紙に添えれば、相手と季節を分かち合う言葉になります。

時候の挨拶を、単なる形式としてではなく、今の季節と相手を思い浮かべる時間として楽しんでみてはいかがでしょうか。

雨の日だからこそ見つけられる6月の景色をあなたらしい言葉にして、大切な方へ届けてみてください。


1月~12月の時候の挨拶・季節の言葉

ほかの月の時候の挨拶や季節の言葉をお探しの方は、1月から12月までをまとめたこちらの記事もご覧ください。

▶ 時候の挨拶・季節の言葉|1月~12月の手紙に使える表現・文例集【保存版】


あわせて読みたい

手紙の書き出しや結び方については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

▶ 気持ちを伝える手紙の書き出し例文集|季節・お礼・お見舞い・ビジネス【保存版】

▶ 手紙の結び方|心に残る締めくくりの言葉と例文集【保存版】


大切な気持ちを伝えたいけれど、「どのように言葉にすればよいかわからない」と迷うこともあるかもしれません。

むすびねでは、感謝やお祝い、お詫び、ご挨拶など、大切な想いを自分らしい言葉で届けるための文章作成・手紙代行を承っています。お話を丁寧に伺いながら、相手との関係や伝えたい気持ちに合わせて文章をおつくりします。

▶ 手紙の文章作成・手紙代行サービスはこちら


この記事を書いた人

文・むすびね代表 青木多香子
キャリアコンサルタントとして5,000名以上の相談に携わるとともに、「むすびね」で手紙やメッセージの文章作成をサポート。手紙講座の講師としても活動し、「自分らしい言葉で想いを届ける」お手伝いをしています。


← 手紙とことばのヒント(むすびねブログ)一覧