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10月の時候の挨拶・季節の言葉|上旬・中旬・下旬の書き出しと結び例文

10月の時候の挨拶・季節の言葉|上旬・中旬・下旬の書き出しと結び例文

2026年08月14日 22:24

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10月の手紙を書こうとしたとき、「寒露の候はいつから使える?」「10月下旬にはどんな時候の挨拶が合う?」と迷うことはありませんか。

10月は、爽やかな秋晴れの日が増え、朝夕には少し肌寒さを覚えるようになる時期です。金木犀の香りや色づき始めた木々、日ごとに長くなる夜など、暮らしの中にも秋の深まりが表れてきます。

改まった手紙では「寒露の候」「秋冷の候」など、時期に合った時候の挨拶を選ぶことが大切です。親しい方への手紙なら、高く澄んだ空や金木犀の香り、温かい飲み物が恋しくなったことなど、自分が身近に感じた季節を言葉にするのもよいでしょう。

この記事では、10月上旬・中旬・下旬に使える時候の挨拶をはじめ、書き出しや結びの例文、そのまま使える季節の言葉をご紹介します。

手紙を送る相手や時期に合わせて、あなたらしい一文を見つける参考にしてください。


目次

1.10月の時候の挨拶は、時期と相手に合わせて選ぶ

2.10月の改まった手紙に使える時候の挨拶

3.10月の手紙に使える書き出し例文|相手別

4.10月の季節の言葉|そのまま使える文例10選

5.10月の手紙に使える結びの挨拶

6.10月らしい季節の言葉を見つける「観察のヒント」

7.まとめ|10月の季節を自分らしい言葉で届けよう

1.10月の時候の挨拶は、時期と相手に合わせて選ぶ

時候の挨拶には、「寒露の候」「秋冷の候」のような改まった表現と、「朝夕は少し肌寒くなりましたね」のように、普段の言葉で季節を伝えるやわらかな表現があります。

ビジネス文書や目上の方への手紙など、改まった場面では「〇〇の候」のような表現がよく使われます。親しい方への手紙では、身近な景色や天気、暮らしの中で感じた季節を自分の言葉で添えると、あたたかみのある書き出しになります。

また、同じ10月でも、時期によって季節の様子は少しずつ変わります。

上旬は、爽やかな秋晴れの日も多く、過ごしやすい時期です。空の高さや澄んだ空気などに、秋らしさを感じるようになります。

中旬になると、朝夕の気温が下がり、木々の葉も少しずつ色づき始めます。金木犀の香りや秋の味覚など、五感や暮らしの中にも深まる秋を見つけられる頃です。

下旬には、二十四節気の「霜降」を迎えます。朝晩の冷え込みが増し、地域によっては紅葉も進むなど、晩秋へと季節が移っていく時期です。

時候の挨拶を選ぶときは、手紙を送る時期と相手との関係に合わせることを基本にすると選びやすくなります。

親しい方への手紙では、決まった言葉だけにとらわれず、そのとき自分が見たり、聞いたり、感じたりした季節を添えてみるのもおすすめです。


2.10月の改まった手紙に使える時候の挨拶

ビジネス文書や目上の方への手紙など、改まった場面では、「寒露の候」「秋冷の候」といった漢語調の時候の挨拶がよく使われます。

「候」には、季節や時節という意味があります。「〇〇の候」に続けて、相手の健康や繁栄を喜ぶ言葉を添えると、丁寧な書き出しになります。

10月は、爽やかな秋晴れの頃から、朝夕の冷え込みが増し、木々が色づき始める頃へと季節が進んでいく月です。上旬・中旬・下旬、それぞれの季節に合った時候の挨拶を見ていきましょう。

10月上旬に使える時候の挨拶

清秋の候(空気が澄み、秋らしい爽やかさを感じる頃に)

「清秋」は、空気が澄み、清々しい秋の季節を表す言葉です。爽やかな秋晴れが広がる頃の挨拶に使いやすい表現です。

清秋の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

10月中旬に使える時候の挨拶

寒露の候(寒露〔10月8日頃〕~霜降〔10月23日頃〕の前日頃)

「寒露」は二十四節気の一つです。草木に宿る露が冷たく感じられるようになり、秋の深まりとともに朝夕の冷え込みが増してくる頃とされています。

寒露の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

秋冷の候(秋が深まり、冷気を感じる頃に)

「秋冷」は、秋が深まり、空気に冷たさを感じる頃を表します。朝夕の気温が下がり、肌寒さを覚えるようになった時期に使いやすい表現です。

秋冷の候、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

10月下旬に使える時候の挨拶

紅葉の候(木々が色づき、紅葉を楽しめる頃に)

「紅葉」は、木々の葉が赤や黄色に色づく季節を表します。紅葉の時期は地域によって大きく異なるため、実際の景色や気候に合わせて使うとよいでしょう。

紅葉の候、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。


※二十四節気の日付は、国立国会図書館「日本の暦|二十四節気」を参考にしています。
二十四節気の日付は年によって前後するため、本記事では「〇月〇日頃」と表記しています。


3.10月の手紙に使える書き出し例文|相手別

手紙の書き出しには、「〇〇の候」といった改まった時候の挨拶だけでなく、普段の言葉で季節に触れながら、相手の近況を尋ねたり、健康を気遣ったりする方法もあります。

10月は、爽やかな秋晴れの日が増え、朝夕には肌寒さを覚えるようになる時期です。空気の変化や木々の色づきなどにも、少しずつ深まる秋が表れてきます。

ここでは、改まった手紙と親しい方への手紙に分けて、そのまま使える書き出しをご紹介します。

改まった手紙・ビジネスに使える書き出し

仕事関係の方や、あらたまったご挨拶では、季節に触れながら、相手の健康や繁栄を喜ぶ言葉を続けると丁寧な印象になります。

  1. 爽やかな秋晴れの日が続いております。皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

  2. 朝夕はめっきり涼しくなり、秋の深まりを覚える頃となりました。皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

  3. 澄んだ空が心地よい季節となりました。皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

  4. 木々も少しずつ色づき始め、秋の深まりを感じる頃となりました。皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。

親しい方への手紙に使える書き出し

友人や親戚、お世話になっている方などへの手紙では、相手の顔を思い浮かべながら、季節や近況に触れると、会話を始めるようなやわらかな書き出しになります。

  1. 爽やかな秋晴れが気持ちのよい季節になりましたね。お元気でお過ごしでしょうか。

  2. 朝夕はずいぶん涼しくなりましたね。その後、お変わりありませんか。

  3. どこからともなく金木犀の香りが漂う季節になりました。いかがお過ごしでしょうか。

  4. 秋も深まり、温かい飲み物が恋しくなってきましたね。お元気でお過ごしですか。

  5. 木々の葉が少しずつ色づき始めましたね。その後、お変わりありませんか。

  6. 日が暮れると肌寒さを覚えるようになりました。いかがお過ごしでしょうか。

親しい方への手紙では、「お変わりありませんか」「お元気でお過ごしでしょうか」など、相手との関係に合わせて言葉の丁寧さを調整するとよいでしょう。

また、「秋のお出かけにはよい季節になりましたね」のように、その時期ならではの話題から始めると、近況を尋ねながら自然に本文へつなげることができます。


4.10月の季節の言葉|そのまま使える文例10選

「寒露の候」「秋冷の候」といった決まった表現だけでなく、自分が見た景色や、暮らしの中で感じた季節を普段の言葉で伝えることもできます。

10月は、澄んだ空や金木犀の香り、色づき始めた木々など、五感を通して秋の深まりを味わえる時期です。

ここでは、手紙の書き出しにそのまま使ったり、自分が感じた季節に合わせて言葉を置き換えたりできる文例をご紹介します。

そのまま使える季節の言葉・文例10選

  1. 空が高く、清々しく感じられる季節となりました。

  2. 秋晴れの心地よい日が続いていますね。

  3. 朝夕は少し肌寒く感じられるようになりました。

  4. 風に乗って届く金木犀の香りに、思わず足を止めました。

  5. 桜の葉も少しずつ色づき、桜紅葉の季節を迎えています。

  6. 公園では、どんぐりを拾う子どもたちの姿を見かけるようになりました。

  7. 秋の夜長、ゆっくりと過ごす時間が心地よい頃となりました。

  8. 新米や栗、きのこなど、秋の味覚が楽しみな季節ですね。

  9. 朝、上着を一枚羽織って出かける日が増えてきました。

  10. 温かい飲み物を選ぶことが、少しずつ増えてきました。

同じ10月でも、住んでいる地域やその年の気候によって、見える景色や感じる季節は異なります。

文例をそのまま使うだけでなく、「今日、自分はどんな季節を感じただろう」と身のまわりを見渡し、自分が実際に見たり、聞いたり、感じたりしたことに置き換えてみるのもおすすめです。

何気ない日常の一コマも、そのときだからこそ書ける、自分らしい季節の言葉になります。


5.10月の手紙に使える結びの挨拶

手紙の結びには、季節に触れながら、相手の健康や幸せを願うひとことを添えると、最後まで心のこもった印象になります。

10月は、爽やかな秋晴れの日から、朝夕の冷え込みに秋の深まりを感じる頃へと季節が進んでいきます。相手の身体を気遣う言葉のほか、実りの季節を楽しんでほしいという気持ちや、再会を楽しみにする言葉を添えるのもよいでしょう。

改まった手紙・ビジネスに使える結び

  • 朝夕は冷え込むようになってまいりました。くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。

  • 秋冷の折、皆様のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げます。

  • 深まる秋とともに、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

  • 実りの季節を迎え、皆様にとりまして充実した日々となりますようお祈り申し上げます。

親しい方への手紙に使える結び

  • 朝夕は冷えるようになりましたので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。

  • 季節の変わり目ですので、体調に気をつけてお過ごしください。

  • 秋の味覚や美しい景色を楽しみながら、素敵な秋をお過ごしください。

  • 深まる秋の中、心穏やかな毎日となりますように。

  • 過ごしやすい季節です。またゆっくりお会いできるのを楽しみにしています。

書き出しでは季節を分かち合い、結びでは、その季節を過ごす相手を気遣う。そう考えると、時候の挨拶を手紙の最初だけでなく、最後にも自然に取り入れることができます。


6.10月らしい季節の言葉を見つける「観察のヒント」

季節の言葉を自分で見つけたいときは、身のまわりの景色や暮らしに目を向けてみましょう。

10月は、澄んだ空や金木犀の香り、少しずつ色づく木々など、五感や日々の暮らしから深まる秋を見つけることができます。

自然・植物
高い空、秋晴れ、金木犀、色づき始めた葉、どんぐりなど

暮らし・行事
秋の夜長、衣替え、上着を羽織るようになること、秋のお出かけなど

食べ物
新米、栗、きのこ、さつまいも、温かい飲み物など

五感で感じるもの
金木犀の香り、朝夕のひんやりした空気、澄んだ空、長くなった夜、木々の色の変化など


金木犀の香りや色づき始めた木々、温かい飲み物を選ぶようになったことなど、10月の季節は五感や暮らしの変化からも見つけられます。ふと心に留まった秋の一場面を、自分らしい言葉にしてみてください。


7.まとめ|10月の季節を自分らしい言葉で届けよう

10月は、爽やかな秋晴れの日が増え、金木犀の香りや色づき始めた木々、朝夕の肌寒さなどに、秋の深まりを感じる時期です。

改まった手紙では、「清秋の候」「寒露の候」「秋冷の候」「紅葉の候」など、手紙を送る時期や実際の気候に合った時候の挨拶を選ぶことが大切です。

一方、親しい方への手紙なら、決まった表現にとらわれず、自分が見た景色や感じた季節を言葉にしてみるのもよいでしょう。

「風に乗って金木犀の香りが届いた」
「桜の葉が少しずつ色づいてきた」
「朝、上着を一枚羽織って出かけるようになった」

そんな日々の小さな気づきも、手紙に添えれば、相手と季節を分かち合う言葉になります。

時候の挨拶を、単なる形式としてではなく、今の季節と相手を思い浮かべる時間として楽しんでみてはいかがでしょうか。

空や香り、暮らしの変化に見つけた10月の季節をあなたらしい言葉にして、大切な方へ届けてみてください。


1月~12月の時候の挨拶・季節の言葉

ほかの月の時候の挨拶や季節の言葉をお探しの方は、1月から12月までをまとめたこちらの記事もご覧ください。

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むすびねでは、感謝やお祝い、お詫び、ご挨拶など、大切な想いを自分らしい言葉で届けるための文章作成・手紙代行を承っています。お話を丁寧に伺いながら、相手との関係や伝えたい気持ちに合わせて文章をおつくりします。

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この記事を書いた人

文・むすびね代表 青木多香子
キャリアコンサルタントとして5,000名以上の相談に携わるとともに、「むすびね」で手紙やメッセージの文章作成をサポート。手紙講座の講師としても活動し、「自分らしい言葉で想いを届ける」お手伝いをしています。


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