むすびねブログ

11月の時候の挨拶・季節の言葉|上旬・中旬・下旬の書き出しと結び例文

11月の時候の挨拶・季節の言葉|上旬・中旬・下旬の書き出しと結び例文

2026年08月14日 22:25

← 手紙とことばのヒント(むすびねブログ)一覧



11月の手紙を書こうとしたとき、「立冬の候はいつから使える?」「11月下旬にはどんな時候の挨拶が合う?」と迷うことはありませんか。

11月は、鮮やかな紅葉を楽しめる頃から、木々が葉を落とし、少しずつ冬の気配が近づいてくる時期です。朝夕の冷え込みや落ち葉を踏む音、温かい食べ物が恋しくなることなど、暮らしの中にも季節の変化が表れてきます。

改まった手紙では「立冬の候」「初冬の候」など、時期に合った時候の挨拶を選ぶことが大切です。親しい方への手紙なら、色づいた木々や落ち葉、冷たくなった風など、自分が身近に感じた季節を言葉にするのもよいでしょう。

この記事では、11月上旬・中旬・下旬に使える時候の挨拶をはじめ、書き出しや結びの例文、そのまま使える季節の言葉をご紹介します。

手紙を送る相手や時期に合わせて、あなたらしい一文を見つける参考にしてください。


目次

1.11月の時候の挨拶は、時期と相手に合わせて選ぶ

2.11月の改まった手紙に使える時候の挨拶

3.11月の手紙に使える書き出し例文|相手別

4.11月の季節の言葉|そのまま使える文例10選

5.11月の手紙に使える結びの挨拶

6.11月らしい季節の言葉を見つける「観察のヒント」

7.まとめ|11月の季節を自分らしい言葉で届けよう


1.11月の時候の挨拶は、時期と相手に合わせて選ぶ

時候の挨拶には、「立冬の候」「初冬の候」のような改まった表現と、「朝夕はずいぶん冷え込むようになりましたね」のように、普段の言葉で季節を伝えるやわらかな表現があります。

ビジネス文書や目上の方への手紙など、改まった場面では「〇〇の候」のような表現がよく使われます。親しい方への手紙では、身近な景色や天気、暮らしの中で感じた季節を自分の言葉で添えると、あたたかみのある書き出しになります。

また、同じ11月でも、時期によって季節の様子は少しずつ変わります。

上旬は、地域によって紅葉が見頃を迎え、深まる秋を楽しめる時期です。11月7日頃には二十四節気の「立冬」を迎え、暦の上では冬が始まります。

中旬になると、朝夕の冷え込みが増し、木々の葉が舞い落ちるなど、晩秋から初冬へと移り変わる景色が見られるようになります。

下旬には、11月22日頃に二十四節気の「小雪」を迎えます。冷たい風や冬らしい空気に、これから訪れる寒さを意識する頃です。

時候の挨拶を選ぶときは、手紙を送る時期と相手との関係に合わせることを基本にすると選びやすくなります。

親しい方への手紙では、決まった言葉だけにとらわれず、そのとき自分が見たり、聞いたり、感じたりした季節を添えてみるのもおすすめです。


2.11月の改まった手紙に使える時候の挨拶

ビジネス文書や目上の方への手紙など、改まった場面では、「立冬の候」「初冬の候」といった漢語調の時候の挨拶がよく使われます。

「候」には、季節や時節という意味があります。「〇〇の候」に続けて、相手の健康や繁栄を喜ぶ言葉を添えると、丁寧な書き出しになります。

11月は、深まる秋を楽しめる頃から、立冬を迎え、少しずつ冬の訪れを感じる頃へと移っていく月です。上旬・中旬・下旬、それぞれの季節に合った時候の挨拶を見ていきましょう。

11月上旬に使える時候の挨拶

晩秋の候(秋も終わりに近づいた頃に)

「晩秋」は、秋の終わりの時期を表す言葉です。紅葉が深まり、朝夕の冷え込みなどに秋の終わりを感じる頃に使いやすい表現です。

晩秋の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

深秋の候(秋が深まった頃に)

「深秋」は、秋が深まった時期を表します。紅葉や落ち葉など、晩秋らしい景色が見られる頃の挨拶に適しています。

深秋の候、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

11月中旬に使える時候の挨拶

立冬の候(立冬〔11月7日頃〕~小雪〔11月22日頃〕の前日頃)

「立冬」は二十四節気の一つで、暦の上では冬の始まりにあたります。実際には紅葉を楽しめる地域もありますが、朝夕の冷え込みなどに冬の訪れを感じ始める時期です。

立冬の候、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

11月下旬に使える時候の挨拶

初冬の候(冬の訪れを感じ始める頃に)

「初冬」は、冬の初めを表す言葉です。冷たい風や朝晩の冷え込みなど、暮らしの中に冬らしさを感じるようになった頃に使いやすい表現です。

初冬の候、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。


※二十四節気の日付は、国立国会図書館「日本の暦|二十四節気」を参考にしています。
二十四節気の日付は年によって前後するため、本記事では「〇月〇日頃」と表記しています。


3.11月の手紙に使える書き出し例文|相手別

手紙の書き出しには、「〇〇の候」といった改まった時候の挨拶だけでなく、普段の言葉で季節に触れながら、相手の近況を尋ねたり、健康を気遣ったりする方法もあります。

11月は、鮮やかな紅葉を楽しめる頃から、木々が葉を落とし、朝夕の冷え込みに冬の近づきを感じる頃へと季節が進んでいきます。

ここでは、改まった手紙と親しい方への手紙に分けて、そのまま使える書き出しをご紹介します。

改まった手紙・ビジネスに使える書き出し

仕事関係の方や、あらたまったご挨拶では、季節に触れながら、相手の健康や繁栄を喜ぶ言葉を続けると丁寧な印象になります。

  1. 木々の紅葉が美しい季節となりました。皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

  2. 朝夕の冷え込みに、冬の近づきを感じる頃となりました。皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。

  3. 木々の葉も舞い落ち、晩秋の趣が深まってまいりました。皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

  4. 日ごとに寒さが増してまいりましたが、皆様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。

親しい方への手紙に使える書き出し

友人や親戚、お世話になっている方などへの手紙では、相手の顔を思い浮かべながら、季節や近況に触れると、会話を始めるようなやわらかな書き出しになります。

  1. 木々が鮮やかに色づく季節になりましたね。お元気でお過ごしでしょうか。

  2. 朝晩はずいぶん冷え込むようになりました。その後、お変わりありませんか。

  3. 落ち葉を踏む音に、季節がまた一歩進んだことを感じます。いかがお過ごしでしょうか。

  4. 夕暮れがずいぶん早くなり、温かい灯りが恋しい季節になりましたね。お元気でお過ごしですか。

  5. 冷たい風に、冬の近づきを感じるようになりました。その後、お変わりありませんか。

  6. 温かいものがうれしい季節になりましたね。いかがお過ごしでしょうか。

親しい方への手紙では、「お変わりありませんか」「お元気でお過ごしでしょうか」など、相手との関係に合わせて言葉の丁寧さを調整するとよいでしょう。

また、「紅葉はもうご覧になりましたか」のように、その時期ならではの話題から始めると、近況を尋ねながら自然に本文へつなげることができます。


4.11月の季節の言葉|そのまま使える文例10選

「立冬の候」「初冬の候」といった決まった表現だけでなく、自分が見た景色や、暮らしの中で感じた季節を普段の言葉で伝えることもできます。

11月は、鮮やかに色づく木々や落ち葉、朝晩の冷え込みなど、深まる秋から冬へと移り変わる季節を身近なところで見つけられる時期です。

ここでは、手紙の書き出しにそのまま使ったり、自分が感じた季節に合わせて言葉を置き換えたりできる文例をご紹介します。

そのまま使える季節の言葉・文例10選

  1. 木々が色づき、紅葉の美しい季節を迎えました。

  2. 窓から見える山々も、少しずつ赤や黄色に染まっています。

  3. 銀杏並木が黄金色に輝く季節となりました。

  4. 色づいた落ち葉を踏みしめながら歩くのが楽しいこの頃です。

  5. 朝晩の冷え込みに、冬の近づきを感じるようになりました。

  6. マフラーの出番が増え、季節が一歩進んだことを感じます。

  7. 木枯らしに、冬の足音を感じる頃となりました。

  8. 冷たい空気の中、温かいココアが恋しくなる季節です。

  9. 湯気の立つ鍋を囲むのがうれしい季節になりました。

  10. 朝、布団から出るのに少し勇気がいる季節になりました。

同じ11月でも、住んでいる地域やその年の気候によって、見える景色や感じる季節は異なります。

文例をそのまま使うだけでなく、「今日、自分はどんな季節を感じただろう」と身のまわりを見渡し、自分が実際に見たり、聞いたり、感じたりしたことに置き換えてみるのもおすすめです。

何気ない日常の一コマも、そのときだからこそ書ける、自分らしい季節の言葉になります。


5.11月の手紙に使える結びの挨拶

手紙の結びには、季節に触れながら、相手の健康や幸せを願うひとことを添えると、最後まで心のこもった印象になります。

11月は、紅葉を楽しめる頃から、朝夕の冷え込みが増し、少しずつ冬の訪れを感じる頃へと季節が進んでいきます。相手の身体を気遣う言葉のほか、深まる秋を穏やかに過ごしてほしいという願いや、再会を楽しみにする気持ちを添えるのもよいでしょう。

改まった手紙・ビジネスに使える結び

  • 朝夕は冷え込むようになってまいりました。くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。

  • 日ごとに寒さが増す折、皆様のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げます。

  • 冬の訪れを控え、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

  • 向寒の折、皆様におかれましては健やかにお過ごしくださいますようお祈り申し上げます。

親しい方への手紙に使える結び

  • 朝晩は冷え込むようになりましたので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。

  • 寒さに向かう季節です。体調を崩されませんよう、暖かくしてお過ごしください。

  • 深まる秋を楽しみながら、心穏やかな日々をお過ごしください。

  • これから寒くなりますが、毎日を元気に過ごせますように。

  • またゆっくりお会いできる日を楽しみにしています。

書き出しでは季節を分かち合い、結びでは、その季節を過ごす相手を気遣う。そう考えると、時候の挨拶を手紙の最初だけでなく、最後にも自然に取り入れることができます。


6.11月らしい季節の言葉を見つける「観察のヒント」

季節の言葉を自分で見つけたいときは、身のまわりの景色や暮らしに目を向けてみましょう。

11月は、鮮やかな紅葉や落ち葉、朝晩の冷え込みなど、深まる秋と冬支度の両方を暮らしの中で見つけることができます。

自然・植物
紅葉、銀杏、落ち葉、木枯らしなど

暮らし・行事
夕暮れの早まり、マフラー、冬物の衣類、暖房の準備など

食べ物
新米、きのこ、根菜、鍋料理、温かい飲み物など

五感で感じるもの
朝晩の冷え込み、落ち葉を踏む音、冷たい風、温かい料理の湯気など


鮮やかな紅葉や落ち葉を楽しむ一方で、冷たい風やマフラー、温かな食べ物に冬の近づきを感じる11月。秋から冬へと移っていく暮らしの中で、心に残った小さな変化を言葉にしてみてください。

7.まとめ|11月の季節を自分らしい言葉で届けよう

11月は、木々が鮮やかに色づく頃から、落ち葉が舞い、朝夕の冷え込みに冬の近づきを感じる頃へと季節が移っていきます。

改まった手紙では、「晩秋の候」「深秋の候」「立冬の候」「初冬の候」など、手紙を送る時期や実際の気候に合った時候の挨拶を選ぶことが大切です。

一方、親しい方への手紙なら、決まった表現にとらわれず、自分が見た景色や感じた季節を言葉にしてみるのもよいでしょう。

「銀杏並木が黄金色に輝いていた」
「落ち葉を踏みしめながら歩いた」
「マフラーを使う日が増えてきた」

そんな日々の小さな気づきも、手紙に添えれば、相手と季節を分かち合う言葉になります。

時候の挨拶を、単なる形式としてではなく、今の季節と相手を思い浮かべる時間として楽しんでみてはいかがでしょうか。

紅葉や冷たい風、冬支度の中に見つけた11月の季節をあなたらしい言葉にして、大切な方へ届けてみてください。


1月~12月の時候の挨拶・季節の言葉

ほかの月の時候の挨拶や季節の言葉をお探しの方は、1月から12月までをまとめたこちらの記事もご覧ください。

▶ 時候の挨拶・季節の言葉|1月~12月の手紙に使える表現・文例集【保存版】


あわせて読みたい

手紙の書き出しや結び方については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

▶ 気持ちを伝える手紙の書き出し例文集|季節・お礼・お見舞い・ビジネス【保存版】

▶ 手紙の結び方|心に残る締めくくりの言葉と例文集【保存版】


大切な気持ちを伝えたいけれど、「どのように言葉にすればよいかわからない」と迷うこともあるかもしれません。

むすびねでは、感謝やお祝い、お詫び、ご挨拶など、大切な想いを自分らしい言葉で届けるための文章作成・手紙代行を承っています。お話を丁寧に伺いながら、相手との関係や伝えたい気持ちに合わせて文章をおつくりします。

▶ 手紙の文章作成・手紙代行サービスはこちら


この記事を書いた人

文・むすびね代表 青木多香子
キャリアコンサルタントとして5,000名以上の相談に携わるとともに、「むすびね」で手紙やメッセージの文章作成をサポート。手紙講座の講師としても活動し、「自分らしい言葉で想いを届ける」お手伝いをしています。


← 手紙とことばのヒント(むすびねブログ)一覧